この世はまさに、動画生成AI時代…。
AIで画像を動画化し、バズが量産されています。
そんな中、Gen-3がリリース!!
すごく話題になってますよね
この記事では、2024年9月時点のGen-3について解説しています。
- 実際に生成した動画の紹介
- 現状できることと、できないこと
- 利用料金と生成回数
- 商用利用
”どんなアイデアもをカタチにできる”時代がきています。
Gen-3を使って、新時代のクリエイターになりましょう!
Gen-3 Alphaの現在
2024年9月現在、Alpha版がリリースされておりプロンプトから動画を生成することができます。
また、有料プランのユーザーのみが使用でき、アスペクト比16:9の動画しか生成できません。
さっそく試してみるのだ
生成した動画①|英語でシンプルなプロンプト
プロンプト:日本、たくさんの不気味な仮面、8k、ホラー、仮面と一緒に美しい女性が歩いている。
なんなのよそのプロンプトは…
でも、動画のクオリティは高いでしょ?
生成した動画|日本語のプロンプト
「水着」のプロンプトはoutでした
…それにしても、人間にしか見えないですね
日本語のプロンプトでも十分にクオリティの高い動画を生成できました。
生成した動画③|英語で情報量が多いプロンプト
プロンプト:豪華な宝石、ジオード、真珠に覆われた大きなトカゲが、青々と茂る植物の上を歩く姿を捉えたリアルなドキュメンタリー・ショット。トカゲは光を受けてキラキラと輝いている。
xのRunway公式アカウントで紹介されていたプロンプトで生成してみました。
「青く茂る植物の上を歩く」部分は反映されませんでしたが、画質も良く動画生成AIによく見られる「急に映像が崩壊する」こともありませんでした。
注意点
現在は、プロンプトは英語で500文字が限界のようです。
情報をたくさん詰め込むことで、動画のクオリティも上がるように感じています。
chatGPTとかを駆使して500文字ぎりぎりのプロンプトを作りやすいのだ。
プロンプトのコツ
Gen-3の提供元であるRunwayが、プロンプトを記述するガイドを出していますので、確認してみましょう。
日本語訳して読みやすくしてみました。
プロンプトの構造
シーンやカメラの動き等の構造に分けてプロンプトを書くと効果的です。
[camera movement]: [establishing scene]. [additional details].
と紹介されています。
[カメラの動き]: [シーンの設定]. [追加の詳細].
これを反映させて、「熱帯雨林に立っている女性」のプロンプトを作るとこんな感じになります↓
Low angle static shot: The camera is angled up at a woman wearing all orange as she stands in a tropical rainforest with colorful flora. The dramatic sky is overcast and gray.
日本語訳すると↓
ローアングルの静止画: 色とりどりの植物が生い茂る熱帯雨林に佇む、オレンジ色の服を着た女性。ドラマチックな空は曇りで灰色。
この構文があると、プロンプトも考えやすいのだ
重要なプロンプトは、協調したり繰り返す
登場させたい重要なキーワードは、プロンプトの中で強調したり繰り返すとよいとされています。
「あるもの」をプロンプトに記述する
ないものではなく、あるものをプロンプトに記述すると良いです。
はい?
「雲のない空」ではなく「晴れた空」みたいなことよ
キーワード
キーワードが、プロンプト全体と一貫性があることが重要です。
???
「肌の質感」に関係するプロンプトを入れているのに、カメラが広角になるプロンプトを入れていても、「肌の質感」に関するプロンプトは意味がない。
Gen-3に限らず矛盾が生じるような単語をプロンプトに入れていると、AIが混乱して良いものができない印象があります。
プロンプトのサンプル
以下は、前述のガイドに紹介されているプロンプトです。
シームレスな移動
Continuous hyperspeed FPV footage: The camera seamlessly flies through a glacial canyon to a dreamy cloudscape.
日本語訳だと、
連続超高速FPV映像: カメラは氷河の渓谷から夢のような雲の景色までシームレスに飛行している。
カメラの動き
A glowing ocean at night time with bioluminescent creatures under water. The camera starts with a macro close-up of a glowing jellyfish and then expands to reveal the entire ocean lit up with various glowing colors under a starry sky. Camera Movement: Begin with a macro shot of the jellyfish, then gently pull back and up to showcase the glowing ocean.
日本語訳だと、
生物発光する水中生物と夜の光る海。光り輝くクラゲのマクロアップから始まり、星空の下、様々な色にライトアップされた海全体が映し出される。カメラの動き: クラゲのマクロショットから始まり、ゆるやかに引いて、光り輝く海を見せる。
タイトルテキスト
これはどういうことなのだ?
Gen-3では、タイトルを生成できるんですよ
Runway公式xで、タイトルを付きの動画が紹介されています
近日リリース予定のgen-3
— ずん@web博士ずんだもん (@zun_tool) June 19, 2024
"どんなアイデアも形になる"時代がきてるのだ🙌#gen3
pic.twitter.com/4H7JAp7UOT
ガイドで紹介されているのは子のプロンプトです。
A title screen with dynamic movement. The scene starts at a colorful paint-covered wall. Suddenly, black paint pours on the wall to form the word “Runway”. The dripping paint is detailed and textured, centered, superb cinematic lighting.
日本語訳すると、
ダイナミックな動きのタイトル画面。カラフルなペンキで塗られた壁から始まる。突然、黒いペンキが壁に降り注ぎ、”Runway “の文字が浮かび上がる。垂れるペンキは細部までテクスチャーが施され、中央には映画のような見事なライティングが施されている。
この“Runway”の文字を”ZUNDA”に変えて生成してみました。
最高かよ!
Lip synk
「Lip synk」とは、音声に合わせて、唇の動きを連動させる機能です。
さっそくやってみましょう。
生成した動画の下に、「Lip synk」というボタンがでてきますのでクリックします。
すると、このような画面になります。
①を選ぶと、音声をアップロードして動画の唇の動きを修正できます。
②は、話したい言葉を入力することで、用意されている話者の声を使って編集できます。
今回は、僕の声で試してみましたのだ!
Lip synkで生成した動画
あなたの声って美女に全く馴染まないわね
でも、唇の動きはいい感じでしょ?
ちなみに、5秒の動画に8秒の音声を入れてみたら、この動画のように5秒後は逆再生されました。
消費クレジットと料金プラン
消費クレジット
Gen-3 Alphaで生成する際に必要なクレジットは、10クレジット/秒です。
生成できる動画は最低でも5秒なので、1生成あたり50クレジットは最低でも必要になります。
クレジットは、以下のいずれかのプランに加入することで購入できます。
料金プラン
料金プランは、スタンダード、プロ、アンリミテッドの3種類。
スタンダード
- 月15$
- 毎月625クレジット付与される
- 透かしの削除
- 最大16秒までの動画を生成可能
- 100GBのアセット容量
- 無制限のビデオ編集プロジェクト
Gen-3 Alphaで生成すると最低でも1生成50クレジット消費。ということは、12動画ほどしか生成できません。
追加でクレジットを購入する場合は、10$で1000クレジット購入できます。
お財布に優しくないですね…
プロ
- 月35$
- 毎月2250クレジット付与される
- 透かしの削除
- 最大16秒までの動画を生成可能
- 500GBのアセット容量
- 無制限のビデオ編集プロジェクト
このプランだと45本動画を生成できますね!
アンリミテッド
アンリミテッドでは、プロプランのすべての機能に加え、無制限に動画を生成できます。
料金は95$です。
これはなかなか手が出ないのだ
理想の動画を生成するには、「ガチャ要素」がどうしても必要になるので本気で良いものを作りたい人にはアンリミテッドの加入は必須かもしれません。
商用利用
どのプランでも、Runwayを使用して生成したコンテンツは全て商用利用可能で、100%自由に使用できます。
このことは、Runway公式サイトに記載がありますのでご覧ください。
おわりに
2024年は「動画生成AI元年」と言われ、各企業の動画生成ツールがすごい勢いで進化しています。
これからは、「AIを使いこなせる人材」が重宝される時代。
「実践ベースのAIの最新情報」や「こだわりのwebライフ」を実現するを投稿していきます。
また遊びにくるのだ!
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