この世はまさに、動画生成AI時代。
AIで画像を動画化し、バズが量産されまくっている。
そんな中、Gen-3がリリース!!
すごく話題になってますよね
この記事では、2024年11月時点のGen-3についてお話ししたい。
- AlphaとAlpha Turboの違い
- 実際に生成した動画
- 生成のコツ
- プランと生成回数
”どんなアイデアもをカタチにできる”時代が到来している。
Gen-3を使って、新時代のクリエイターに近づこう。
AI美女との相性もよさそうなのだ
Runway Gen-3の使い方
- Runway Gen-3
- プロンプトのコツ
- プロンプトのサンプル
- 料金プラン
2024年11月現在、Alpha版がリリースされておりプロンプトと画像から動画を生成できる。
さっそく試してみるのだ
生成方法
生成方法は説明が要らないくらい簡単だ。
もとになる画像を入れて、どのように動かしたいかプロンプトを入力。プロンプトは日本語でも問題ない。
最後にGenerateをクリックしてしばらく待つと、右側に生成した動画が現れる。
シンプルですねー
カメラコントロール
2024年11月1日、Gen-2にあった機能がGen-3にも搭載された。
タイトルのとおり、カメラの動きをコントロールすることができる。
強弱や組合せもできるので、いろいろと試してみよう。
Horizontal:水平移動
Pan:左右に傾ける
Vertical:上下に動かす
Tilt:上下に傾ける
Zoom:ズーム
Roll:回転させる
AlphaとAlpha Turboの違い
現在、Gen-3では2つのモードから選択可能だ。
Alphaは、プロンプトやカメラ動きなどを忠実に再現してくれる。
Alpha Turboは、生成時間が大幅に短縮されるモードだ。
アスペクト比
9月21日、ついにきた。
待ちに待った、Gen-3の縦動画対応だ。
Gen-3 Alpha Turboで使えるようである。
xの日本語訳:縦動画について、Gen-3 Alpha Turboですべてのユーザーが利用できるようになった。
生成した動画
英語でシンプルなプロンプト
プロンプト:日本、たくさんの不気味な仮面、8k、ホラー、仮面と一緒に美しい女性が歩いている。
なんなのよそのプロンプトは…
でも、動画のクオリティは高いでしょ?
日本語のプロンプト
「水着」のプロンプトはアウトでした
…それにしても、人間にしか見えないですね
日本語のプロンプトでも十分にクオリティの高い動画を生成できた。
これまでの動画生成AIでは、4秒経過すれは崩壊とともに画質の劣化も気になっていた。
Gen-3では、画質の劣化もほとんど気にならない。
英語で情報量が多いプロンプト
【プロンプト】
Realistic documentary shot of a large lizard covered in opulent jewels, geodes and pearls as it walks across lush flora. The lizard sparkles and glimmers in the light.
【日本語訳】
豪華な宝石、ジオード、真珠に覆われた大きなトカゲが、青々と茂る植物の上を歩く姿を捉えたリアルなドキュメンタリー・ショット。トカゲは光を受けてキラキラと輝いている。
xのRunway公式アカウントで紹介されていたプロンプトで生成した。
「青く茂る植物の上を歩く」部分は反映されなかったが、画質も良く動画生成AIによく見られる「急に映像が崩壊する」こともなかった。
Lip synk
「Lip synk」とは、音声に合わせて、唇の動きを連動させる機能。
さっそくやってみましょう。
生成した動画の下に、「Lip synk」というボタンがでてきますのでクリック。
すると、↓のような画面になる。
①を選ぶと、音声をアップロードして動画の唇の動きを修正できる。
②は、話したい言葉を入力することで、用意されている話者の声を使って編集できる。
今回は、僕の声で試してみました!
Lip synkで生成した動画
あなたの声って美女に馴染まないわね
でも、唇の動きはいい感じでしょ?
ちなみに、5秒の動画に8秒の音声を入れてみたら、この動画のように5秒後は動画が逆再生された。
注意点
現在は、プロンプトは英語で500文字が限界のようだ。
情報をたくさん詰め込むことで、動画のクオリティも上がるように感じている。
chatGPTなどに手伝ってもらって、500文字ぎりぎりのプロンプトを作ると良いだろう。
AI同士の組み合わせって無限の可能性があるのだ
プロンプトのコツ
- Runway Gen-3
- プロンプトのコツ
- プロンプトのサンプル
- Lip synk
- 料金プラン
Gen-3の提供元であるRunwayが、プロンプトを記述するガイドを出していますので、確認してみよう。
日本語訳して読みやすくしてみた。
プロンプトの構造
シーンやカメラの動き等の構造に分けてプロンプトを書くと効果的。
[camera movement]: [establishing scene]. [additional details].
と紹介されています。
[カメラの動き]: [シーンの設定]. [追加の詳細].
これを反映させて、「熱帯雨林に立っている女性」のプロンプトを作るとこんな感じになる↓
Low angle static shot: The camera is angled up at a woman wearing all orange as she stands in a tropical rainforest with colorful flora. The dramatic sky is overcast and gray.
【日本語訳】
ローアングルの静止画: 色とりどりの植物が生い茂る熱帯雨林に佇む、オレンジ色の服を着た女性。ドラマチックな空は曇りで灰色。
この構文があると、プロンプトも考えやすいのだ
重要なプロンプトは、協調したり繰り返す
登場させたい重要なキーワードは、プロンプトの中で強調したり繰り返すとよいとされている。
「あるもの」をプロンプトに記述する
ないものではなく、あるものをプロンプトに記述すると良い。
は?
「雲のない空」ではなく「晴れた空」みたいなことよ
キーワード
キーワードが、プロンプト全体と一貫性があることが重要だ。
???
「肌の質感」に関係するプロンプトを入れているのに、カメラが広角になるプロンプトを入れていても、「肌の質感」に関するプロンプトは意味がない。
Gen-3に限らず矛盾が生じるような単語をプロンプトに入れていると、AIが混乱して良いものができない印象がある。
プロンプトのサンプル
- Runway Gen-3
- プロンプトのコツ
- プロンプトのサンプル
- Lip synk
- 料金プラン
以下は、前述のガイドに紹介されているプロンプト。
シームレスな移動
【プロンプト】
Continuous hyperspeed FPV footage: The camera seamlessly flies through a glacial canyon to a dreamy cloudscape.
【日本語訳】
連続超高速FPV映像: カメラは氷河の渓谷から夢のような雲の景色までシームレスに飛行している。
カメラの動き
【プロンプト】
A glowing ocean at night time with bioluminescent creatures under water. The camera starts with a macro close-up of a glowing jellyfish and then expands to reveal the entire ocean lit up with various glowing colors under a starry sky. Camera Movement: Begin with a macro shot of the jellyfish, then gently pull back and up to showcase the glowing ocean.
【日本語訳】
生物発光する水中生物と夜の光る海。光り輝くクラゲのマクロアップから始まり、星空の下、様々な色にライトアップされた海全体が映し出される。カメラの動き: クラゲのマクロショットから始まり、ゆるやかに引いて、光り輝く海を見せる。
タイトルテキスト
ナニコレ?
Gen-3では、タイトルを生成できるんですよ
Runway公式xで、タイトルを付きの動画が紹介されている。
近日リリース予定のgen-3
— ずん@web博士ずんだもん (@zun_tool) June 19, 2024
"どんなアイデアも形になる"時代がきてるのだ🙌#gen3
pic.twitter.com/4H7JAp7UOT
ガイドで紹介されているのは子のプロンプトです。
【プロンプト】
A title screen with dynamic movement. The scene starts at a colorful paint-covered wall. Suddenly, black paint pours on the wall to form the word “Runway”. The dripping paint is detailed and textured, centered, superb cinematic lighting.
【日本語訳】
ダイナミックな動きのタイトル画面。カラフルなペンキで塗られた壁から始まる。突然、黒いペンキが壁に降り注ぎ、”Runway “の文字が浮かび上がる。垂れるペンキは細部までテクスチャーが施され、中央には映画のような見事なライティングが施されている。
この“Runway”の文字を”ZUNDA”に変えて生成してみたら…。
かっこいい動画が爆誕した。
最高かよ!
料金プラン
- Runway Gen-3
- プロンプトのコツ
- プロンプトのサンプル
- Lip synk
- 料金プラン
消費クレジット
Gen-3 Alphaで生成する際に必要なクレジットは、10クレジット/秒。
生成できる動画は最低でも5秒なので、1生成あたり50クレジットは最低でも必要になる。
クレジットは、以下のいずれかのプランに加入することで購入できる。
料金プラン
料金プランは、スタンダード、プロ、アンリミテッドの3種類。
スタンダード
- 月15$
- 毎月625クレジット付与される
- 透かしの削除
- 最大16秒までの動画を生成可能
- 100GBのアセット容量
- 無制限のビデオ編集プロジェクト
Gen-3 Alphaで生成すると最低でも1生成25クレジット消費。ということは、24動画ほど生成できる。
3024年8月頃は50クレジットの消費だったので、とっても嬉しい変更だ。
追加でクレジットを購入する場合は、10$で1000クレジット購入できる。
お財布に優しい!
プロ
- 月35$
- 毎月2250クレジット付与される
- 透かしの削除
- 最大16秒までの動画を生成可能
- 500GBのアセット容量
- 無制限のビデオ編集プロジェクト
このプランだと90本動画を生成できますね!
アンリミテッド
アンリミテッドでは、プロプランのすべての機能に加え、無制限に動画を生成できる。
料金は95$。
理想の動画を生成するには「ガチャ要素」がどうしても必要になる。
本気で良いものを作りたい人は、アンリミテッドの加入は必須かもしれない。
これはなかなか手が出ないのだ
商用利用
どのプランでも、Runwayを使用して生成したコンテンツは全て商用利用可能。
このことは、Runway公式サイトに記載があるので読んでおこう。
おわりに
2024年は「動画生成AI元年」と言われ、各企業の動画生成ツールがすごい勢いで進化している。
これからは、「AIを使いこなせる人材」が重宝される時代。
「実践ベースのAIの最新情報」や「こだわりのwebライフ」を実現する記事を投稿しています。
また遊びにくるのだ!
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