まだ、ググってるの?
あなたは、AI検索がブームになっているのをご存知だろうか。
それは、「必要な情報を収集して、正確な情報をくれる秘書(AI)」のような次世代の検索体験だ。
はい?
大人気の「Genspark(ジェンスパーク)」では、以下の流れで回答をつくる。
- 検索意図を理解し、検索プランを立てる
- 色々なことに特化した複数のAIが情報を集める
- 集めた情報を要約する
- 信頼性や関連性があるか検証する
- 回答する
AI検索ができるツールは、他にもPerplexityやFeloがありそれぞれ面白い特徴がある。
Gensparkは、圧倒的な「まとめ力」と「情報の質」に特徴があるとわたしは思う。
これが検索結果よ
この記事は、使えば圧倒的に検索効率が上がるGensparkの完全ガイドだ。
最後まで読んで「すごい!」と思えなければ、完全に私の実力不足。
たくさんの画像と動画でわかりやすく解説しているので、GensparkでAI検索デビューしてみよう。
Feloもおすすめなのだ
Gensparkとは?
- Gensparkとは?
- 優れた特徴
- GensparkでAI検索してみよう!
- Sparkpageの使い方
こんな人におすすめ!
冒頭で「まだググってるの?」なんて煽ったが、ぶっちゃけググる方がいいパターンもたくさんある。
ざっくり分けるとこんな感じだろうか。
Gensparkは、検索意図をくみとって私たちに最適な情報を提供してくれる。
検索意図にそった情報について、「Gensparkは与えてもらう」「Googleは自分でとりにいく」
その違いがあると思う。
よく分からないのだー!
要するに「こんな人におすすめ!」を具体的にいうならこんなイメージだ。
- 勉強で変わらない内容があるが、周辺知識も踏まえて全体像を知りたい。
- 仕事で新しい領域を勉強することになり、分からない単語がある。
「〇〇とは」って一個ずつ調べなくていい!
運営会社
Microsoft、Google、Baiduの元社員らによって設立されたMainFunc社が運営している。
拠点は、アメリカのカリフォルニア州とシンガポールだ。
「中国の企業が運営している」という情報をたまに目にするが誤情報である。
Gensparkのリリースは2024年ですわ
日本語への対応
言語を日本語に設定すればokだ。
日本語で検索すれば、日本語で回答を返してくれる。
情報元も、日本のサイトから主に収集しているようだった。
設定方法はこちら!
安全性
収集される情報や、その情報の取り扱いはプライバシーポリシーで確認しよう。
入力した情報は学習に利用されるので、検索には個人情報を入力しないように。
Googleアカウントに本名を使ってGensparkに登録したら、Gensparkに個人情報を提供することになるので注意が必要だ。
Gensparkに限った話じゃないわ
プライバシーポリシーから安全に関する箇所を引用しよう。
お客様から収集した個人情報を保護するために、合理的な安全対策を実施しています。お客様のデータは、適用されるポリシーとデータ保存および保持要件に従って Microsoft Azure に保存されます。
–プライバシーポリシーから引用-
スマホ版(iPhone/Android)
執筆時点でスマホ版はリリースされていない。
Gensparkをブックマークしたり、ブラウザのホーム画面に設定して使おう。
Feloにはスマホ版もあるので、Feloを試してみるのもアリ。
利用料金
執筆時点では、完全無料で利用できる。
こんな優れたAIであれば有料プランがあるのが普通なので、今後は有料プランがリリースされて利用制限される可能性もある。
今のうちに使い倒しましょう!
優れた特徴
- Gensparkとは?
- 優れた特徴
- GensparkでAI検索してみよう!
- Sparkpageの使い方
わたしがGensparkの長所だと考えている「まとめ力」と「情報の質」について。
MainFunc社によると、Gensparkは単なる検索ツールではなくいくつもタスクを行うAI Agent(エージェント)を目指しているそう。
それがこの「まとめ力」と「情報の質」に集約されていると感じる。
まとめ力
検索結果は、とっても見やすくまとめられている。
AIが”動画の方がユーザーにとって有益“と考えたら、「おすすめYouTube動画」も作成してくれるのだ。
詳しくは後述!
また、履歴、ブックマーク機能やSparkpageがあり、また読みたくなったときすぐ読めるのが控えめに言って最高。
これらの機能、他のAIツールでは意外と使いにくいのだ。
わたしがGensparkを使う理由の一つ。
情報の質が高い
回答生成までの流れが、他のAIとは少し違っている。
検索意図をふまえた信頼性ある回答
よくあるAI検索ツールは、1つのAIが情報を集めて回答する。
しかしGensparkは、次の流れで回答を作成するため情報の質が高いと言われている。
- 検索意図を理解し、検索プランを立てる
- 色々なことに特化した複数のAIが情報をあつめる
- あつめた情報を要約する
- 信頼性や関連性があるか検証する
- 回答する
回答までのスピードより信頼性を重視しているのよ
まずは、わたしたちが本当に知りたい情報(=潜在的ニーズ)を理解して、検索プランを立てる。
次に、様々なことに特化した複数のAIが、それぞれの強みを生かして情報を収集してくれるのだ。
情報元の数は150以上になることもあり、常に最新の情報を収集しているそう。
たとえば、「京都旅行のプラン」だったら楽しい旅行にするための”旅行に特化したAI”や効率よく移動するための”交通に特化したAI”が動くイメージだ。
これがよく分かるポストを見つけたので紹介しよう。
こんなの今までなかった!
集めた情報は、信頼できるデータベースや権威性のあるサイトと照合することで信頼性を確保している。
これらのことは、Genspark公式サイトに書かれているので確認してみよう。
その他のポイント
これらのポイントもGensparkを使うメリットだ。
- 広告や商業的バイアスを排除して回答をつくる
- ファクトチェック機能があり、回答に信頼性を検証してくれる。
詳しく知りたい人はクリックして読んでみてほしい。ファクトチェックについては後述している。
商業的バイアスの排除
いろいろな信頼できる情報源から情報をまとめることで、特定の企業や利益の影響をおさえている。
また、広告やSEO(検索エンジン最適化)による影響を排除した、中立的な回答を目指している。
例えばGoogle検索では広告費を払った企業が上位表示されることがあるが、Gensparkはこれを排除。
わたしたちの検索意図に沿った「私たちが本当に欲しい情報」を回答してくれる。
「検索上位=いい情報」とは限りません!
GensparkでAI検索してみよう!
- Gensparkとは?
- 優れた特徴
- GensparkでAI検索してみよう!
- Sparkpageの使い方
検索方法と検索結果
アカウント登録なしでも使えるが、登録しておいた方が履歴やブックマークなどの機能を使えるのでオススメだ。
アカウント登録
「サインアップ 無料です」のポップアップか「Ξ」からサインインを選んでアカウントを登録しよう。
完全無料なので気軽に使える。
検索方法
Gensparkにアクセスすると、この画面になるはずだ。
検索のポイントは、文章で質問すること。
Google検索するときのように「ずんだもん 動画 作り方」ではなく、「初心者がずんだもん動画を作るための簡単な方法」のように検索しよう。
文脈を読み取って、あなたの潜在ニーズも考えて回答してくれる。
「旅行↗」「製品↗」「画像↗」ってあるけど何だろ?
これらは要するに「旅行プランを検索」「製品検索」「画像検索」なのだが、現状は英語圏の人向けであり、日本語で検索しても使い物にはならないと感じた。
今後、日本語に最適化されることに期待しよう。
割愛しますわ
完全ガイドとは一体…
検索結果
検索結果には、次のような内容が一度に表示される。
それぞれお話しよう。
- Gensparkの直接回答
- 複数のSparkpage
- おすすめのwebサイト
- おすすめのYouTube動画(※)
- Gensparkの直接回答
-
これまでお話してきた、「Gensparkが複数のAIを使って情報を集め、検証と要約した結果」が最初に表示される。
本当に最新情報が回答されているか試してみた。
2024年10月24日に、前日の情報「2024年10月23日のガンバ大阪と名古屋グランパスの試合結果は?」を検索してみた。
「ガンバ大阪が名古屋に3−2で勝利」が正しいのだが、果たして結果は・・・
ずんだもんどーせ嘘ばっかりなんだろ?
検索結果
ずんだもんあってるのだ…
perplexityでも前日の情報は間違えることがある。
Gensparkでは直接生成した後にファクトチェックもあるので、信頼性はperplexityと比較しても高いかもしれない。
- Sparkpage
-
簡単に言えば、Gensparkが作る「記事」だ。
関連した記事を複数作ってくれる。
直接回答との大きな違いは、自由度の高い修正ができること。詳しくは後述している。
春日部つむぎブックマークや追加質問もできますよ!
- おすすめのwebサイト
-
Gensparkがおすすめのサイトをピックアップしてくれる。
サムネイル付きなので視覚的に選びやすい。
前述した「Gensparkの直接回答」の情報元リンクとは違うサイトをピックアップしてくれることも多い。
- おすすめのYouTube動画
-
これは必ずピックアップしてくれる訳ではない。
Gensparkが、「あったほうがユーザーに有益!」と判断したときに表示してくれるものだろう。
Autopilotエージェント
Autopilotエージェントって何なのだ?
ファクトチェックができるのよ
ファクトチェックをやってくれるのがAutopilotエージェントだ。
「同じAI(Genspark)で検証しても意味ないじゃん」そう思う人もいるだろう。
呼んだ?
「ファクトチェック」と「回答の生成」は違うアプローチで動いているようだ。
AI検索
一般的な情報検索。
ユーザーの検索ワードに基づいて情報をあつめ、要約することに特化している
ファクトチェック
特定の事実確認に焦点を当てている。
信頼性の高い情報源を優先し、権威性と人気のあるWebページから事実かどうか確認する。
使い方
ファクトチェックは、Gensparkの回答の事実確認だけでなく、自分でふと疑問に思ったことも確認できる。
例えば、「ずんだもんと四国めたん、どちらのほうが人気?」のような禁断の質問にも回答してくれる。
ファクトチェックの使い方と、この質問の答えは動画でみてほしい。
ボクに決まってるのだ
枝豆には負けられないわ
Sparkpageの使い方
- Gensparkとは?
- 優れた特徴
- GensparkでAI検索してみよう!
- Sparkpageの使い方
Sparkpageは、Gensparkが作ってくれる「ブログ記事」のようなもの。
Sparkpageですごいのは自由度の高い編集ができ、知り合いにオンラインで共有できる点だ。
chatGPTとは全く違う点よね
Sparkpageを生成する
Sparkpageをつくる方法は次の2つだ。
- 普通に検索したら自動生成される
- 記事にしたいタイトルで直接生成する
ホーム画面で「Sparkpageを生成」をクリック → 記事にしたいタイトルを入力
Sparkpageを編集
ここでお話するデザインと文章の編集を使えば、「Gensparkで下書きを作って編集し、関係者で共有する」というワークフローの完成だ。
編集の自由度は「note+」くらいです
デザインの編集
ブログ記事のような基本的な機能がある。
- 見出しの追加
- 箇条書きリスト
- 画像、YouTubeの挿入
- Googleマップの挿入
- 表の挿入
文章の編集
文章編集においても、必要最低限の機能がある。
文字の大きさは変えられないみたいだ。
- 太字
- 斜め字
- 取り消し線
- リンク
- 引用
Sparkpageの管理
つくったSparkpageは、「私のSparkpage」で後から確認することができる。
ブックマーク機能も使うと、管理がより楽になるだろう。
Sparkpageの共有
Sparkpageは、公開設定を「公開」にして相手にURLを教えるだけで共有できる。
なお、教えた相手は編集することができない。
アップグレードに期待ですわ
履歴
履歴には、直接検索やSparkpageが一括で表示される。
過去の検索にもアクセスしやすい。
ブラウザみたいですね!
おわりに
AI検索エンジンは、いま大注目を浴びている。
だか、実際にchatGPTを使って、「微妙だなー」と感じた人も多いはず。
そんなあなたこそ、騙されたと思ってGensparkを試してみよう。
「知識が薄く、全体像を知りたい」そんなニーズにはぴったりのツールだ。
要は使い分けってことですね!
AIの進化は爆速だ。
「ググる」から「ジェネる」「パプる」へ変わる日も近いかもしれない…
ブロガーとしては悲しい!