【パプる!?】AI検索エンジンperplexityの使い方やpro（有料）版について解説

情報を”集める”最適解かも…？

---

AI検索という何とも怪しい言葉があるのをご存じだろうか。

ざっくり言うと「秘書（AI）に聞いたら、調べてまとめてくれる」みたいな検索体験だ。

「なんやかんやAIって微妙じゃね？」そう感じているあなたに読んでほしい。

AI検索エンジンのperplexityは、必要な情報に最速でたどり着くのに最適なツールじゃないかと思っている。

あなたが知らない機能もあるハズだ。

分からないことがあったら、とりあえずパプってみよう。

perplexityでAI検索｜パプる

読み方と意味

読み方：パープレキシティ
辞書的な意味：困惑、当惑、混乱
機械学習的な意味：言語モデルの評価において重要な数値でもある。

パプるは、某インフルエンサーの発言によって流行った造語だ。

従来のGoogle検索「ググる」をモジって、次世代のAI検索ツールであるperplexityから「パプる」という言葉ができた。

”ググらない時代”はくるのだろうか…。

ブロガーとしてはちょっと悲しい。

運営会社

運営会社：Perplexity AI, Inc.

Perplexity AI, Inc.はAIスタートアップ企業で、2022年にperplexityをリリース。

メンバーには、CEOであるOpen AI社のAI研究者「Aravind Srinivas 氏」、CTOであるMeta社のAI研究者「Denis Yarats氏」などがいる。

特徴とできること

perplexityはこれまでの検索エンジンの代わりとなるものだ。

再掲だが、「秘書（AI）に聞いたら、調べてまとめてくれる」こんな体験ができる。

perplexity公式は「引用を通じて、正確で関連性のある情報を提供する会話型検索エンジン」と述べている。

ただし、「回答に掲載しているリンク（ Web サイト）を精査し、情報を抽出する任務を負います。」とも語っており、再検索してファクトチェックすることを前提としているようだ。

ファクトチェック：その回答が正確かどうか確認すること

文脈を理解できる

回答で分からないところを深堀りすれば、文脈を理解してリンク付きで回答してくれる。

ググるときのように「この検索ワードで検索すればいいのかな？」という考えを巡らせなくてもいいのだ。

これを繰り返せば、ほしい情報の要約と情報元のリンクを溜めることができる。

好みを学習する

わたしたちユーザーの興味や好みを学習して回答する機能がある。

perplexityはログインせずに使用できるのだが、自分にマッチした回答が欲しければアカウントを作って使った方がいいだろう。

情報が最新

perplexityは、最新の情報を学習しておりブラウジング機能もあるため、建前的には”最新情報を提供できる”とされている。

本当かどうか試してみた。

質問は、「iPhone16の発売日は？」。

発売日は2024年9月20日発売なので、執筆日が10月14日なので25日前の情報を検索している。

---

次は難易度を上げたい。

日本で直近のニッチなニュースを試してみよう。

質問は「2024年の国民スポーツ大会の少年男子ハンドボールの結果は？」。

10月14日に執筆しているので前日の情報。しかもかなりニッチなニュースだ。

情報元のリンクつき

chatGTPやclaudeとは異なり、必ず情報元のリンクを教えてくれる。

chatGPTは気まぐれでリンクをつけてくれる。リンクを付けるよう指示してもOKだ。

重要なこととして、perplexityはリンクのセンスがいいと感じている。

前述した「iPhone16の発売日は？」で、perplexityとchatGPTのリンク先を比較してみると全く違っていたのだ。

「日本の総理大臣は？」で検索したときも、chatGPTはわざわざ海外ニュースサイトを閲覧していた。

結果的には同じだったが、日本で検索するならperplexityの方が適しているかもしれない。

perplexity

日本のニュースサイトが情報元

chatGPT

海外のニュースサイトが情報元

四国めたん

海外のニュースを日本語訳してるってことね

chatGPTやClaudeとの違い

perplexityは、「検索に特化している」ことがchatGPTやClaudeとの違いだろう。

表にまとめるとこんな感じだ。

特徴	perplexity	chatGPT・Claude
使い方	検索	汎用
情報	最新	数か月おきに学習 ※ブラウジング機能あり
情報元	リンクあり	chatGPT：質問によってリンクあり Claude：なし
カスタマイズ	△	chatGPT：◎ Claude：〇
画像生成	有料版のみ可能	chatGPT：無料版・有料版で可能 Claude：無料版・有料版で不可
検索の範囲	選択可能	選べない
利用料金	基本無料	基本無料

• 情報元の質がいい
• 必ず情報元リンクを明記するのでファクトチェックがしやすい
• 回答が「結論→根拠」の流れなっていて読みやすい
• 検索の範囲（プラットフォーム）を選べる

これらの点でchatGPTなど他の文章生成AIより優れていると感じた。

日本語への対応

perplexityは日本語にも対応している。

図解のように操作すると、表示される言語を日本語に変更できる。

左下の「歯車マーク」→「言語」でJapaneseを選ぶ

---

この設定をしなくても、日本語で入力すると日本語で返してくれるから問題はない。

余談だが、日本語がちょっと変なのは理由があって…

安全性

perplexityに限らず、入力した情報については100％安全を保証することはできない。

利用規約やプライバシーポリシーを読んでおこう。

また、perplexityで入力した情報は学習に使用されることがあるため、以下のことに注意が必要だ。

• 個人情報や機密情報の入力を避ける
• 公開されても問題ない情報のみを使用する
• 必要に応じてプライバシー設定を確認・調整する

使い方

使い方

使い方は動画のとおり。※画面に落ち着きがなくて申し訳ない…。

とてもシンプルな画面なので、迷うことはないだろう。

テキストで見たい人のために文章で簡単解説↓

フォーカス機能

フォーカス機能を使えば、検索範囲を特定の分野やテーマに絞り込むことができる。

選べる検索の範囲はこちら。

これはあまり語られていないけど、かなり便利だと思っている。

プロンプトの作り方

perplexity公式ページに、いいプロンプトの例が載っている。

イメージどおりの回答をしてもらうために、覚えておくといいだろう。

スマホ版アプリ

一部機能は制限されるが、perplexityにはスマホ版のアプリもある。

同じアカウントで入れば、PC版とスマホ版で検索履歴などを共有できる。

使いやすいので、ぜひ試してみてほしい。

chromeの拡張機能

perplexityは、chromeの拡張機能でも使うことができる。

「メインはchromeだけど、たまーにパプりたい」人にはおすすめだ。

①chromeの拡張機能に追加　→　②chromeの拡張機能一覧から選ぶ

pro（有料）版について

無料版とpro(有料)版の比較

機能	無料版	pro(有料)版 20＄/月・200＄/年
モデル	perplexityモデル	GPT-4o、Claude-3なども選べる
通常検索	無制限	無制限
pro検索	5回まで/日	600回まで/日
ファイルの添付
画像生成
音声検索

pro検索

わたしたちユーザーの好みに応じた、さらに精度の高い回答を得られる。

また、「複雑な質問に対する、包括的な回答に最適」とのこと。

１日5回まで無料版でもpro検索できるので、使ってみよう。

画像

pro版では画像をアップロードして、その画像をもとに検索をすることができる。

画像の最大のサイズは25MB。

画像はサーバーには一切保存されないので安心して機能を使えるだろう。

• 花の写真をアップロードして名前を検索
• チャートや表をアップロードして要約や解析

などなど使い方はあなた次第だ。

料金

月額プランで20＄/月、年間プランで200＄/年（2か月無料）

無料版でもpro検索は使える。

perplexityヘビーユーザーでない限りは、無料版で十分に恩恵を受けられるハズだ。

なお、perplexityには紹介プログラムがあるので、知人がpro版に加入していれば10＄の割引が受けられる。

ソフトバンクとの提携

この動画を要約するとこんな感じだ。

ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイル

perplexity pro版を１年間無料で使える
※キャンペーン期間：2024.6.19～2025.6.18

普通にperplexityと契約すると、年間で200＄なので約30,000円分も得できる。

perplexityをガチって「AI検索マスター（？）」になるなら乗り換えもありかもしれない。

おわりに

AI検索って、100％正しい情報が返ってくるわけじゃないから微妙だよね？

わたしはそう思っていた。

しかし、よく考えてみると、ググっても間違った情報や更新されていない情報は山ほどある。

そして気が付いた。

ググってもファクトチェックが必要なら、パプってファクトチェックしても一緒じゃないかと。

最初は馴染まないかもしれないが、ぜひ最先端の検索体験を体感してほしい。

有象無象が渦巻くネットの海から、必要な情報に近いものを集めてくれるperplexity。

わたしは、１年後にはみんなパプっていると思う。